概要

現代のDNAシーケンス施設において、発生する問題をすばやく特定し、処理プロセスを容易に最適化するため、精密なデータ管理とリアルタイムの品質コントロールは欠かせません。QualTrace III QC ソフトウェアは、トレースのRawデータを用いて、シーケンス処理を行う47の個々の機器パラメータと実行パラメータを測定、計算するソフトウェアです。これにより、管理者は実行中に発生した問題をいち早く特定、原因究明ができるようになります。

QualTrace IIIは、ABI社の全機器から得有れるデータに対応しています。また、Windows(XPからWin 10まで)、Linux x64また、Mac OS Xに対応した遺伝子解析ソフトウェアです。

開発元:オーストラリア Nucleics Pty Ltd

QUALTRACE IIIの用途

キャピラリー・アレイの寿命延長

QualTrace IIIの解析結果を用いて、各キャピラリーのパフォーマンスを正確に追跡します。このデータにより、交換時期までキャピラリー・アレイを数百回程度多く使用することができます。

シークエンス・プロトコルの最適化

シークエンス・プロトコルでは、わずかな変化または偏流が配列の品質に大きな損失をもたらします。QualTrace IIIによる解析により、問題の要因となるデータが明示され、最適化を効率的に行うことができます。

適切なアドバイス

どのようなシーケンス・ファシリティでも、ユーザーに失敗の理由や原因を説明することは最も時間のかかる事の一つです。QualTrace IIIは、各AB1ファイルからトレース報告ファイルを作成することができ、ユーザーに失敗の原因と解決策を迅速に説明することができます。

実行状態の正確な追跡

マシンと実行中の変動のため、シークエンス処理の間に発生した事が一体何なのか厳密には不確かなことがしばしば生じます。QualTrace IIIを用いれば、各サンプルの実際のシークエンス処理状態に関する詳細かつ正確な記録を提供することができます。

 

収集されるデータ

QualTrace III QCソフトウェアは、それぞれのトレース生データより、シークエンス処理の4チャネルの実行日、ファイル名、機器名、実行モジュール、実行名、ベースコール、キャピラリーの長さ、ポリマーロット、トレイ名、トレイウェル、サンプルID、サンプル評価、サンプルオーナー、シーケンサー操作者、トレイ温度、検出器温度、稼働時の電圧量、スキャン率、レーザーパワー、ラン・カレント、稼働力、稼働時の温度、注入時の電圧量、注入時間、稼働収集時間、トータルスキャン、CCD検出器の過負荷、ノイズレベルといった全作動条件データを収集する制御ソフトウェアです。

さらに、QualTrace Ⅲを用いれば、トレース生データから、ピーク間スペース、配列品質スコア、連続した解読塩基数、シグナルのクロストーク、バブル・スパイク、DYEシグナル、無効ピーク数、シグナルの開始、初期・中期・後期シグナルにあるS/N比、インデル、総塩基数、総良品質塩基数、早期ミックスピーク率、ピーク分離度、配列品質でのあらゆる制限の要因といったことがトレース生データから計算することができます。

評価用ライセンス

QualTraceの無償評価ライセンスを提供可能です。ご希望される方は、電子メールに次の情報(英語&日本語)をご記入いただき、info_at_affinity-science.comまでお申し付けください(_at_を@に置き換えてください)。

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