CrystalDiffract バージョン情報

CrystalDiffract TOPはこちら

バージョン 7.0.1

Windows & Mac OS共通(2024年2月19日リリース)

  • 【その他】
    • サイドバー、インスペクタ、ログ、ギャラリーのアイコンを改良。
    • ギャラリーとライブラリを開くショートカットをオプションのツールバーボタンとして利用可能に変更。
    • ギャラリーウィンドウの登録とサポートリンクを選択すると、プログラムのシリアル番号が関連するウェブフォームに自動的に追加されるよう改善。
    • ユーザーガイドと “What’s New “ドキュメントを更新。

Windows

  • 【新しいウィンドウ外観】ドキュメントウィンドウのデザインをCrystalMaker 11の外観に合わせて一新。統合されたツールバーを削除し、代わりにタイトルバーと背景テーマが明るくなったツールバーを別々に配置。新しいアイコン群と、分割されたボタンデザインを追加。
  • 【その他】
    • 1つ以上の占有原子(occupant)があるサイトを持つ結晶に関し、精密化でのクラッシュを修正。
    • パターンリストにおいて選択が正しく動作しない問題を修正。
    • 背景の減算(Background subtraction)が正しく機能するよう修正。

Mac OS

  • 【その他】
    • ファイルのインポートを合理化し、読み込みを高速化。
    • 背景を差し引いた時にレジェンドのタイトルを更新するよう修正。
    • ルーペが表向き隠されている場合に、ルーペのポップアップメニューが表示されるバグを修正。
    • Bijの温度要因に起因する、強度が非常に弱い稀な問題を修正。
    • 古いバージョン6のドキュメントを、すべてのシステムで開けるよう修正。

バージョン 7.0.0

Windows & Mac OS共通(Windows:2024年1月4日リリース、Mac OS:2024年1月2日リリース)

  • 【リートベルト法による精密化】マルチコアマシン上で最大のパフォーマンスを発揮するようゼロから開発された、全く新しいアルゴリズムのリートベルト法を追加。新しいRefineインスペクタにより、開始構造を参照しながら観察された回折パターンをスマートに精密化可能。パラメータを順番に精密化するスマートなストラテジーを備えたAuto Refine機能を搭載、精密化のセットアップを自動化。
  • 【ピークファインダー】観測されたパターンをスキャンし、ピークの位置、d-間隔、相対強度を同定可能なPeak Finderを追加。
  • 【バックグラウンド検出】Simulate InspectorBackgroundグループを再設計し、観測データセットのバックグラウンドを自動検出する新しい方法を実装。
  • 【ライブラリ】SingleCrystal 4に含まれるものと同様な、統合された構造ライブラリを追加。外部ファイルを読み込むことなく、プログラムから直接パターンをシミュレート可能。(SingleCrystalとは異なり複数の選択が可能。)
  • 【フェーズID】網羅的なフェーズIDを追加。回折パターンから未知の(しかし純粋な)フェーズを容易に同定可能。
  • 【高角度X線散乱因子(High-Angle X-Ray Scattering Factors)】Fox, et al (1989)のデータを使った 2 < sin θ/λ < 6Å-1 の範囲での高角度X線散乱因子計算を追加。原著論文ではln(fx)の角度依存性を4次の多項式を用いてフィッティングしているが、Li, Mg, Si, Ni, Zrについて誤った結果を返すため、He (Z=2)からCf (Z=98)までのすべての元素に対する独自のフィットを作成し、高角度計算に使用。
  • 【電子散乱因子(Electron Scattering Factors)】モット方程式を使ったX線散乱因子の電子散乱振幅への変換を改良。低角度ではモット方程式が無限大に漸近するため変換に失敗していました。そこで、起動時に低角度と高角度の2つのテーブルをロードするよう変更。
  • 【インスペクタの改良】グループアイコンと、DisplaySimulate(以前は “Parameters”)、Refine3つのタブを持つモダンなタブデザインにより、すっきりとした外観に変更。
  • 【プリファレンスの改善】PreferencemacOS Venturaでは“Setting”)パネルを広くし、レイアウトを大幅に変更。散乱係数(Scattering Factors)を別ウィンドウからプリファレンスに移動。
  • 【その他】
    • Patterns Listのチェックボックスをオプションクリックすることで、パターンをすばやく切り分けることが可能。
    • 新しいドキュメントの拡張子 crdx を追加。
    • 新しいパターンを回折ペイン(Diffraction Pane)にドラッグ&ドロップすると、そのパターンが Patterns Listで選択されるように変更。(他のパターンは選択解除)

 

バージョン7の詳細なリリースノート(CrystalMaker社サイト)

 

バージョン 6.9.6

Mac OS(2023年3月6日リリース

  • 【その他】
    • アップデートチェックが新しいSSLベースのウェブサーバーで機能。

バージョン 6.9.5

Mac OS(2022年12月12日リリース

  • 【その他】
    • レフレックス範囲(reflexions range)を設定する際、Å単位の入力を不必要に変更。
    • CrystalMakerテキスト(CMTX)ファイルの“Notes “フィールドに関する非常にまれなバグの修正。

バージョン 6.9.4

Windows & Mac OS共通(Windows:2022年9月20日リリース、Mac OS:2022年12月12日リリース)

  • CIFファイルからインポートされた直交座標】_atom_site_Cartn_x_atom_site_Cartn_y_atom_site_Cartn_zタグで保存されたCIFファイルから直交座標を読み込み可能。
    • 注)変換行列がない場合、提供された(孤立した)直交座標の集合に格子の周期性を関連付けることは不可能であり、もしファイルに変換行列がなければ、存在しないということで構造インポートはそこで終了。
  • 【その他】
    • XRD Instrumentグループを使用し、X線波長をより高い精度(小数点以下5桁)で入力可能。
    • X値の降順の観測データセットを正常にインポート可能。
    • Bijフォーマットの異方性データ値を含むCIFファイルを正しく処理。

バージョン 6.9(2020年11月27日リリース)

macOS

※Big SurならびにApple Siliconに完全に対応するため、古いOS(macOS 10.10 “Yosemite”ならびにmacOS 10.11 “El Capitan”)のサポートが終了

  • 【ユニバーサルバイナリ】Apple SiliconとIntelどちらの環境でも動作するUniversal Binaryを採用しており、最高の柔軟性と最高のパフォーマンスを提供
  • 【Big Surをサポート】macOS 11.0 “Big Sur “上において、整合性を保つユーザインターフェースにアップデート。※Big Sur専用の統一ツールデザインではなく、拡張デザインを採用
    • サイドバーとインスペクタの切り替え可能
    • ピークプロファイルのタイプの変更によるY軸の自動スケール変更機能の廃止(元のスケールを維持)

Windows & Mac OS 共通

  • 【プロファイル生成の高速化】マルチスレッディング(multi threading)によるプロファイル計算プロセスの高速化
  • 【ローレンツピーク(Lorentzian Peak)プロファイルの改良】プロファイル生成の高速化を用いた、裾部分が非常に広いローレンツ分布ならびにフォークト(Pseudo-Voigt)分布のピークテール(tails)部分のプロファイル解析。高倍率ズームにおける急な段差無しの(without abrupt steps)滑らかで連続したプロファイルを表示。
  • 【その他】このバージョンは以下の修正と機能強化を含みます。
    • 複数構造ファイルのインポート時にパターンリストを自動的にオープン
    • 最大TEM電圧を1000から9000keVに増加
    • 結晶エディタの改良:チェックボックスによる行選択
    • CIFファイルのインポートの際、非標準の元素記号(例えば “Va “など)は、標準の元素記号(例えば “V “など)に自動変換されるまれな問題を修正(元の元素記号を保持)
    • レガシーセッションファイル読み込み時の問題を修正

 

バージョン 6.8.5

macOS   (2020年 5月 4日リリース)

  • CSVデータのインポートに対応
    • CSVファイル形式(コンマで区切られた値)の回折パターンのインポートに対応。インポートされる内容は最初の2行(「x」と「y」)のみ。「.csv」拡張子形式のファイルのみ。
  • その他修正
    • CMTX形式の結晶構造をエクスポートする時に、部位毎の充填数を3までに制限
    • macOS 10.15 “Catalina “との互換性を向上させ、バックグラウンドで実行される際、強化されたアクセス制限設定に対して適切に対応

 

バージョン 6.8.4

Windows(2020年 6月 3日リリース)

  • 「インスペクタ」内パラメータ編集の改善。スライダーの制限外にあるエントリをテキストフィールドを介して直接編集。

macOS   (2019年12月10日リリース)

  • 「タイル&スタック」コマンドの改善
    • 表示ファイルのみが影響を受け、非表示ファイルはアクティブスペースに移動されないように動作を改善。
  • その他修正
    • 原点のオフセット位置が等価位置内に記録される特定の空間群の対称性が正常検出されない問題の解決。
    • 観測データセットの選択の際にパラメータが無効になるバグの修正。

 

バージョン 6.8.3

Windows(2020年 5月 4日リリース)

  • CSVデータのインポートに対応
    • CSVファイル形式(コンマで区切られた値)の回折パターンのインポートに対応。インポートされる内容は最初の2行(「x」と「y」)のみ。「.csv」拡張子形式のファイルのみ。
  • その他修正
    • CMTX形式の結晶構造をエクスポートする時に、部位毎の充填数を3までに制限

macOS   (2019年10月14日リリース)

  • 「ラベル」ボタン
    • デフォルトのツールバーレイアウトに、ラベルのオン/オフを切り替えるボタンを追加
  • その他修正
    • 空間群 39, 41, 64, 67, 68 で使用されている新しい「e-glide」規則を認識
    • 他のMacソフトウェアと整合性を保つための「ビュー」メニューの再配置
    • 結晶を含まないCMDXファイルに対し、空ファイルの生成ではなくエラー処理
    • ドラッグ&ドロップ操作によるハイライトを「回折ペイン」内ではっきりと表示
    • システムにより自動的に追加されていた「ファイル」メニュー内の「共有」項目の削除
    • 「ファイル」→「エクスポート」内の3つのサブメニュー「画像」「回折」「結晶構造データ」メニューを、他のMacソフトウェアと同列に独立したサブメニューに置き換え

 

バージョン6へ新たに追加された機能

スクラッチ開発による(ゼロからの)構築・64bit複数コアでの高速構築・複数タッチ操作によるスクロールや拡大縮小・元に戻すコマンド(Macバージョン)・スマートな統合インターフェース・原子の分散因子の可視化・高解像度「Retina」グラフィック表示・拡大鏡機能とオーバーレイ表示の物差し・高解像度な画像の出力・Q空間を含む軸タイプの選択・対数強度モード・自動方向修正・ドラッグアンドドロップによる混合物の生成・複数個の混合物の同一画面表示・結晶エディタの独立画面設計・CIF形式、CMTX&Rigaku ASC形式のインポート・CrystalMakerへの可視化リンク・CrystalMakerでの実況回折モード・背景減算・データ補正と拡大縮小

 

バージョン6の詳細なリリースノート(CrystalMaker社サイト)

公開日:2020/02/08
最終更新日:2024/02/20