SingleCrystal バージョン情報
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目次
バージョン 4.1.9
Windows(2022年7月27日リリース)
- 【逆格子と加重逆格子】電子回折シミュレーション時に逆格子と加重逆格子を描画。
- 【その他】
- シミュレートインスペクタ(Simulate inspector)のユニットセル(Unit Cell)スライダとテキストボックスでユニットセルパラメータが調整されると、ステレオグラムがリアルタイムで更新。
- 全ての対称性に関連するステレオグラムの極表示を妨げることがある数値精度の問題を解決。
Mac OS(2023年3月6日リリース)
- 【拡張された構造チェック】既存の結晶を編集、または新しい結晶をインポートする際に、軸間角度がゼロでないこと、およびそれらの合計が360°未満であることを確認するための追加のチェックを実行。
- 【その他】
- アップデートチェックが新しいSSLベースのウェブサーバーで機能。
- CrystalMakerテキスト(CMTX)ファイルの“Notes “フィールドに関する非常にまれなバグの修正。
バージョン 4.1.8
Windows(2022年6月21日リリース)
- 【その他】
- プロファイルのエクスポート(Export Profile)コマンドを使用し、回折プロファイルをエクスポート可能。(プロファイルウィンドウでコントロールキー+クリックでコンテキストメニュー表示)
- Correct for atomic displacement parametersチェックボックスにより、回折パターンを完全に再計算。
Mac OS(2022年9月20日リリース)
- 【逆格子と加重逆格子】電子回折シミュレーション時に逆格子と加重逆格子を描画。
- 【その他】
- シミュレートインスペクタ(Simulate inspector)のユニットセル(Unit Cell)スライダとテキストボックスでユニットセルパラメータが調整されると、ステレオグラムがリアルタイムで更新。
- パターンリストでシミュレーションされたパターンを複製する際、反射配列を正しくコピー。
- シミュレートインスペクタのサンプルグループを使用して原子変位パラメータを切り替える際、回折シミュレーションを正しく更新。
- ドキュメントを開く際のマイナーなメモリリークを修正。
- パウダーリング(Powder rings)を逆格子モードで描画。
- Bijフォーマットで表現された異方性温度因子を含むCIFファイルを正しくインポート。
バージョン 4.1 (2020年11月13日リリース)
Windows & Mac OS 共通
- 【Laue Top Plateシミュレーション】マイクロ回折実験で一般的に使用される90°Laue回折モードをサポート。検出器はX線ビームと平行に結晶の上に配置。
- 【電子散乱係数の改善】最近の研究に使用されるモット式から導かれるBorn電子散乱振幅を採用(これまでのバージョンでは電子とX線散乱振幅の比に基づいた電子の相対散乱係数を使用)。強度補正項(画面上でX線と電子の強度が同じように見えるように設計)を使用しているため、結果として得られる強度に変化はなし。
- 【散乱係数グラフ上でのBorn電子散乱振幅の表示】ポップアップ「グラフ」メニューのオプションで、散乱角度または逆d間隔の関数として電子散乱とX線散乱の比較が可能。グラフはマルチタッチスケーリングと異なるx軸(sinθ/λまたはd*)の結晶構造をサポート。
- 【結晶ライブラリの拡張】半導体、水酸化物、リチウム含有鉱物などの24個の新規結晶構造を追加。Se [灰色]) / SiC 3C / BAs / AlP / BP / GaSb / InN / InP / InAs / InSb / ZnTe / PbTe / Bi2Te3 / PtSi / Cu2SnS3 / Peatite / ポリリチオ雲母(Polylithionite) / スギライト(Sugilite) / タボライト(Tavorite) / Tainolite / Violet Phosphorous / Caoxite / ウェッデル石(Weddellite) / 蓚酸石灰石(Whewellite)
- 【その他】
- 結晶エディタの改良、TEM電圧の増加、反射ラベルの外観を改善など。
- ビュー方向シートの方向指標を改善。結晶エディタ上でチェックボックスをクリックすることで、複数のサイトの “オン “”オフ “を切り替え可能。
- 最大TEM電圧を1000から9000keVに増加。
- CIFファイルのインポートの際、非標準の元素記号(例えば “Va “など)は、標準の元素記号(例えば “V “など)に自動変換されるまれな問題を修正(元の元素記号を保持)。
- 4インデックス表記でベストフィットゾーン軸を表示する際にまれに発生していた表示の問題の修正。
- Laueパターンのスケーリングの問題の修正。
macOS
- 【ユニバーサルバイナリ】Apple SiliconとIntelベースのMacの両方に対応
- 【Big Surをサポート】macOS 11 “Big Sur “上で動作。Big Surの「統一」ツールバーではなく、従来の「拡張」デザインを採用し、このバージョンとそれ以前のOSとの互換性を確保。
バージョン 4.0.3 (2020年8月28日リリース)
Windows & Mac OS 共通
- 【拡張結晶ライブラリの拡張】13個の新規結晶構造(11鉱物と2無機化合物)を追加。鉱物:ブランネル石(Brannerite) / グレイジャイト(Greigite) / フェアチルダイト(Fairchildite) / Nyereite / Pseudobrookite / シュトゥット石(Studtite) / トロナ(Trona) / Ulvöspinel / Variscite and 藍鉄鉱(Vivianite) / 水酸化リチウム(Lithium Hydroxide Monohydrate) / Mg2TiO5 (Karrooite)
- 【ユーザガイドの改訂】改訂により総括的な目次項目が大幅に増大。
- 【その他】
- 32-bitのマシンへのインストール時に生じていた問題の解決。
- 巨大な構造を扱う時に便利な「元に戻す」コマンドをデフォルトで設置。
- 物差しツールで測定する際、画像パターンが初期選択ではない場合にクラッシュしていた問題の修正。
- カメラ長上限の削除。
- 移動可能なインスペクタパネルを使用した場合の水平方向の調整問題の修正。
- 初期設定の[000]方向は出力方向から割愛。
- インポートされた回折画像がゼロdpiを指定していた場合に、画像解像度の設定を600dpiへ修正するオプションの追加。
- 最大反射スポットサイズを0.3Å-1→1.0Å-1へ増加。
バージョン4へ新たに追加された機能
64-bit複数コア用の新しいアプリケーションの開発・macOS 10.15 “Catalina”環境下の動作確認(Mac)・複数パターンのシミュレーション・粉末回折環・菊池線・リアルタイムでのパラメータ制御・強度実況モード(CrystalMaker 10.5と併用)・スクラッチ開発による(ゼロからの)シミュレーション生成・プロフィール実況ツール:「交差断面図」回折の表示・物差しバー(インスペクタ使用でフルカスタマイズ可能)・ステレオグラム(インスペクタ使用でカスタマイズ可能)・複数の「元に戻る」「やり直し」コマンドをウインドウ毎に使用可・統合された結晶構造ライブラリでの検索・カラーリングされた観測回折データ・記録データに含まれる検索可能な反射リスト・改良されたグリッド(簡単な配置と制御)・タッチバーインターフェース(MacBook Pro)・タッチ操作によるフィードバック(Mac)・ダークモード(Mac)・Spacesモードとフルスクリーンモード(Mac)・目的パネルの完全初期設定コントロール・ファイルのサムネイル表示とプレビュー表示(Mac & Win)
詳細なリリースノートはこちら(CrystalMaker社サイト)
公開日:2020/02/07
最終更新日:2023/08/10
最終更新日:2023/08/10