Multi-Sigma

多目的変数に対する最適化を行うことができるノーコード AI解析プラットフォーム

製品概要

Multi-Sigmaは、プログラミング不要で、ブラウザからディープラーニングとベイズ解析による予測と、遺伝的アルゴリズムにより多目的変数に対する最適化を行うことができるノーコードAI解析プラットフォームです。

研究開発の現場に於ける材料投入量/温度/時間など複数の要因と、品質/コスト/環境負荷など複数の目的変数がある多入力多目的システムに対し、革新的実験計画法により研究開発の効率化を支援します。

開発元:株式会社エイゾス

 

特徴

  • ニューラルネットワークとベイズ解析に特化したノーコードAIプラットフォーム
  • 特徴量や目的変数に制限はなく複数の目的変数に対して最適化可能
  • 少ないデータからでも精度の高い予測が可能
  • ブラウザからGoogle Cloud上の解析プラットフォームを操作

 

主要な機能

  • ニューラルネットワークとベイズ解析による高精度AI予測
  • 感度分析手法を用いた要因分析
  • トレードオフの関係にある多目的変数の遺伝的アルゴリズムによる最適化
  • 分類と回帰に対応

 

技術情報

基本設定

  • 解析のためにアップロードできるファイルの容量は 3MB まで
  • 1アカウントで保存できるデータサイズの合計は 500MB まで
  • 1アカウントで同時に実行できるジョブの数は1

(上記制限は要望に応じて変更可能です。別途追加料金が発生します。)

 

 

バージョン情報

逐次アップデートされているウェブアプリのため、バージョン番号は付与されておりません。

 

2024年11月15日付アップデート

  • 解析手法の選択を、プロジェクト作成時ではなくタスク作成時に行うようにしました。これにより、一つのプロジェクトの中で様々な解析手法を使用することができます。

2024年10月18日付アップデート

  • 欠損値補間の機能が使用できるようになりました。
  • テストデータの誤差検証機能において、複数の手法で誤差を評価できるようになりました。

2024年7月31日付アップデート

  • AIを組合せた連鎖解析ができるようになりました。
  • モンテカルロ・シミュレーションの解析が選択可能になりました。
  • ベイズ解析において、ガウス過程回帰のカーネルとハイパーパラメータの設定が可能になりました。
  • AI学習における「保存」と「学習」ボタンを統合し、「学習」実行時に設定が保存されるようになりました。

2024613日付アップデート

  • 開発環境のバージョンアップを行いました。
  • 最適化を行う際、特定のInputが最大値・最小値の間で制御できない場合に、最終的な最適解が変化しうる幅を解析できるようになりました。
  • ニューラルネットワークにおけるAI学習時に、LearningValidationファイルの保存が選択可能になりました。
  • 保存するファイルの数字の桁数を浮動小数点6桁に変更しました。

2024年4月8日付アップデート

  • 最適化の際に、複数の制約を与えられるようになりました。
  • AI予測で結果を検証する際に、検証データが01の場合、ROC曲線やVioline plotなどの図が表示されるようになりました。

2024年3月11日付アップデート

  • 解析画面を表示する際の時間を短縮しました。
  • 過去に実験データを作成した時の設定内容を、データとして保持・閲覧できるようになりました。
  • 要因分析を実行すると、モンテカルロ・シミュレーションも併せて実行され、結果のグラフを表示できるようになりました。
  • AI学習時の学習データとValidationデータを、モデルとともにダウンロードし確認できるようになりました。

20242月2日付アップデート

  • ニューラルネットワーク(NN)とベイズ解析の画面を統合しました。
    • NNとベイズ解析の画面が同じ仕様(元のベイズ解析に近い画面構成)になりました。
    • タスク一覧画面にあった「タスクの一覧を更新」ボタンを廃止し、各タスクの最終実行したジョブとステータスがリアルタイムで一覧に表示されるようになりました。
    • NN解析を、ベイズ解析と同様に、タスクの解析画面で学習データのファイルをアップロードするように変更しました。
  • NNAI学習時において、新しい前処理機能を追加しました。
    • 不均衡データを自動で調整する機能を追加しました。
    • 検証データ抽出(Balanced)により、データの分布に応じてバランスよくValidationデータを抽出する機能が実装されます。
  • ユーザーIDが変更可能になりました。
  • ボタンを集約化し、成功時にメッセージを出さないようになりました。
  • 最適化の結果に対して、フィルター機能を実行できる機能を追加しました。
  • NNAI学習結果をダウンロードする際に、ヘッダー名が文字化けしないようになりました。
  • 管理機能のアップデート
    • グループ機能において、全体共有が可能になりました。
    • グループ機能において、子アカウントから親アカウントにデータをコピーする機能を追加しました。
    • グループ機能において、処理のログを記録する機能を追加しました。

202312月15日付アップデート

  • 要因分析においてアウトプットが複数ある際、選択したアウトプットが保存されるようになりました。
  • 予測結果の散布図で値が負の場合に起こる不具合を修正しました。
  • 利用規約、プライバシーポリシーをいつでも確認できるよう、サイトのフッター部分に追加しました。
  • 会員情報編集画面で「アカデミック」、「一般」の会員区分が閲覧できるようになりました。
  • 管理機能のアップデート
    • チームライセンスにおいて、管理者による子ユーザーのアカウント発行などの管理機能が利用可能になりました。
    • 会員登録時に販売代理店を間違って選択したあとに、変更できるようになりました。

2023118日付アップデート

  • ベイズ解析でもプロファイリング機能が使えるようになりました。
  • ベイズ解析の学習データ欄で、入力ファイルと出力ファイルのファイル名をクリックすると、アップロードしたCSVファイルをダウンロードできるようになりました。
  • 全ての解析処理において強制終了させることができるようになりました。
  • ニューラルネットワーク解析において、学習に使用するトレーニングデータの比率のデフォルト値がアップロードされたデータ数の80%から90%に変更されました。但し、アップロードされたデータ数が少ない場合は、検証データの数が最低でも5個確保されるよう補正されます。
  • 要因分析の結果にバーチャートが追加されました。
  • お知らせを表示させた際、未読ボタンの押下、またはダイアログの外側でカーソルをクリックすることによりポップアップが解除されるようになりました。

※また、これらのアップデートに関連して「Multi-Sigma スタートアップガイド」も2023118日版に改訂されています。

 

2023821日付アップデート

  • ニューラルネットワーク分析において、ハイパーパラメーターのオートチューニングの時間が大幅に短縮されました。
  • ベイズ最適化において、解析の解像度が大幅に向上されました。
  • ベイズ最適化において、予測・要因分析が実行可能になりました。
    • 説明変数を最大200個、目的変数を最大100個まで設定することができます。
    • 多目的最適化では、最大化・最小化・非制御・目標値設定、ならびに説明変数の制約条件の詳細設定ができます。

2022325日付アップデート

  • ベイズ最適化機能が追加されました。

 

動作環境

対応OS

  • ブラウザから使用するためOSを問いません。

プラットフォーム

  • Google Cloud Platform

     

    ライセンス形態

    • Multi-Sigmaのライセンスは、商用ライセンス(一般企業、官公庁、非営利研究機関)とアカデミックライセンス(教育用)の2種類のライセンス形態があり、共にグーグルクラウドの使用量込みでの年間使用ライセンスとなります。

    評価ライセンス

    • 正式契約の前に、2週間無料で製品の全機能をお試し利用することが可能です。

     

    価格情報

    • Multi-Sigmaのライセンス価格は、商用ライセンス(一般企業、官公庁、非営利研究機関)とアカデミックライセンス(教育用)との形態によって異なります。ライセンス形態と価格については、お問い合わせフォームからお問い合わせいただくか、弊社営業までお問い合わせください。

     

    公開日:2022/04/12
    最終更新日:2024/12/03