Q-Chem バージョン情報
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目次
- バージョン6.2.1(2024年9月3日リリース)
- バージョン6.2.0(2024年5月6日リリース)
- バージョン6.1.1(2023年12月6日リリース)
- バージョン6.1.0(2023年7月10日リリース)
- バージョン6.0.2(2022年12月13日リリース)
- バージョン6.0.0(2022年7月3日リリース)
- バージョン5.4.2(2021年12月20日リリース)
- バージョン5.3.1 (2020年8月31日リリース)
- バージョン5.3(2020年6月16日リリース)
- バージョン5.2(2019年5月10日リリース)
- バージョン5.1(2018年5月1日リリース)
- バージョン5.0(2017年6月6日リリース)
- バージョン4.4(2016年5月2日リリース)
バージョン6.2.1(2024年9月3日リリース)
- 初期(デフォルト)設定の変更点
- ユーザーが設定しない場合に、COVPとNOCVのしきい値に対するEDA_COVP_THRESHのデフォルト値を正しく設定
- SolventNameに対して定義された光誘電率のリストを修正
- 新機能と改善点
- いくつかの入力セクションで等号を使用できるよう変更
- PESスキャンで、より高い初期角度が最初に呼び出されるよう変更
- 高速XAS TDDFT計算に於いてNTO分析を有効化
- 密度汎関数理論と自己無撞着場
- CAP-HF電子密度cubeファイルの生成を有効化
- TDDFT解析周波数計算のOpenMP並列性能向上
- 電子相関法
- EOM-CCSD(fT)法設定を有効化
- XOPT/MECP でユーザーが要求した状態が、要求された CCSD/EOM-CCSD の状態と矛盾がないことを保証するためのエラー・キャッチを追加
- フラグメントとエネルギー分解法の改善
- EDA2でのフラグメントスピンアライメントのための分極計算に於いて、閉殻フラグメントのフリーズを有効化
- 非制限PolAとCTAのアルファとベータを合わせた結果の出力を追加
- 陰溶媒モデル(implicit solvent models)でのALMO-EDAのプリントアウトセクションを簡素化
- 外部電荷が存在する場合に直交凍結分解(orthogonal frozen decomposition)を無効化
- その他
- Q-Chemライセンス文書のテキストを更新
- この他、多数の改善がなされています。詳しくは、こちら(Q-Chem社サイト)をご覧ください。
バージョン6.2.0(2024年5月6日リリース)
- オージェ崩壊、分子間クローン崩壊(ICD)、およびCVS-EOM法の関連プロセスのための自然オージェ軌道(Natural Auger Orbitals)
- 部分オージェ崩壊幅のためのACP-EOMIP-CCSD
- EE(electronically exited)とSF(spin flip)状態に対するEOM-CCSDT
- TDKSのための双極子フィルタリング
- X線分光のための新しいパラメータ化を含むDFT/CIS半経験的手法
- 1C-NOCIS(一中心非直交CIS)の2電子開殻シングレットへの一般化
- IAOを用いた原子多極子モーメント計算
- RT-NEO、RT-NEO-Ehrenfest、BO-RT-NEO-Ehrenfest、およびRT-NEO-Ehrenfest-QM/MM
- NEOマルチステートDFT(NEO-MSDFT)
- NEO法のためのSCS-RIMP2とSOS-OOMP2
- この他、多数の改善がなされています。詳しくは、こちら(Q-Chem社サイト)をご覧ください。
バージョン6.1.1(2023年12月6日リリース)
- CHELPGの格子点と重みの出力機能を追加
- RI-JKカーネルのFock行列補正を追加
- 重元素の1sエネルギーが得られるように軌道エネルギーのプリントアウト精度を引き上げ
- この他、多数の改善がなされています。詳しくは、こちら(Q-Chem社サイト)をご覧ください。
バージョン6.1.0(2023年7月10日リリース)
- 力分解(force decomposition)解析
- EDA2エネルギー分解解析にPOL項とNOCV項を追加
- RI-CC2-EOM-SF、EA、IP
- 遷移状態の最適化と新しい初期モデルHessianを含む、libopt3による新規ジオメトリ・オプティマイザの改良
- 振動円二色性(VCD)分光分析
- IQmolによる電子振動スペクトルの分解分析
- 核電子軌道(NEO)法におけるPCM溶媒効果
- GIAO基底を用いた磁気特性の計算
- 変位したジオメトリにおけるMOオーバーラップの計算
- 内殻電子(core-level)結合エネルギーとXASに対するスレーター遷移法と遷移ポテンシャル法
- TDDFTおよびSF-TDDFTにおけるスピン軌道NTO解析
- この他、多数の改善がなされています。詳しくは、こちら(Q-Chem社サイト)をご覧ください。
バージョン6.0.2(2022年12月13日リリース)
- 新しいデフォルトのジオメトリ最適化でMoldenをサポート
- rxnパス (IRC) 計算(John Herbert)の出力を改善
- 軌道回転半径(John Herbert)の出力フォーマット改善
- 入力セクション(John Herbert)のエラー検出機能の改善
- fchkとアーカイブに一電子行列(one-electron matrices)を包含
- 核電子軌道(NEO)基底の純粋およびカーテシアンアライメントの解決(Mathew Chow、Sharon Hammes-Schiffer)
- この他、多数の改善がなされています。詳しくは、こちら(Q-Chem社サイト)をご覧ください。
バージョン6.0.0(2022年7月3日リリース)
- Q-Chemと外部ツールの次世代インターフェース(HDF5形式のアーカイブファイル生成)
- 基底状態および励起状態計算のための新しいジオメトリ最適化
- VV10汎関数による解析的振動計算 (Yuezhi Mao)
- NEO-CCSD および NEO-TDDFT の解析的勾配とヘシアンを含む、核ー電子軌道 (NEO) 法ファミリーの開発 (Zhen (Coraline) Tao, Patrick E. Schneider, Fabijan Pavosevic, Sharon Hammes-Schiffer)
- CCSD旋光度計算(Josefine Andersen, Kaushik Nanda)
- 速度および混合ゲージにおけるEOM振動子強度計算(Josefine Andersen, Sonia Coriani)
- QM/EFP計算におけるペアワイズ・フラグメント励起エネルギー分解解析(EDA) (Lyudmila Slipchenko)
この他、多数の改善がなされています。詳しくは、こちら(Q-Chem社サイト)をご覧ください。
バージョン5.4.2(2021年12月20日リリース)
新機能等の詳細は、こちら(Q-Chem社サイト)をご覧ください。
バージョン5.3.1 (2020年8月31日リリース)
- 初期(デフォルト)設定の変更点
- 有効核ポテンシャル(ECP)を用いたALMO-EDA計算において分散エネルギーを自動計算
- 新機能と改善点
- DFT/SCF計算の改善点
- SCF法のFRAGMO initial guess(初期推定)においてRCA-DIISアルゴリズムをサポート
- 非局所相関DFT計算においてRCA-DIISアルゴリズムをサポート
- DIIS(R, Uのみ)と同時にダンピング及びレベルシフト法を使用可能
- 密度汎関数の可用性を拡張(BrianQC使用時に範囲分離汎関数をサポート)
- 解決された問題
- incremental Fock buildsにおける性能低下
- DIIS-DM使用時のSCF計算がクラッシュする原因となった論理エラー
- Fock行列の核座標微分計算における性能低下
- 一部の大きな分子において交換相関核勾配がNaNと出力される不具合
- FRAGMO及びEDA計算のBASIS=MIXED不具合
- HFPC/DFPC計算時の不具合
- ポストSCF計算においてAUTOSADオプションとSCF FRAGMO初期推定を利用した際の不具合
- EXCHANGE=Becke入力の解析不具合
- MOPROP=103を利用した静的超分極率計算がクラッシュする問題
- restricted open-shell Kohn-Sham(ROKS)法を用いた構造最適化の不具合
- デルタSCF計算およびROKS法を用いた遷移双極子モーメント計算の不具合
- 大規模DFT振動数計算におけるメモリ不足エラー
- Grimmeの経験的分散力補正の勾配並びにヘッセ行列における数値誤差
- CIS/TDDFT計算の改善点
- SF-TDDFT状態間の波動関数解析を可能にし、SF-TDDFT状態解析の問題を解決
- X線分光(XAS、XES)シミュレーションのサンプル用入力ファイルの追加
- 解決された問題
- 一部の大規模TDDFT計算において誤ってゼロスピン軌道結合が出力される問題
- 励起状態の勾配計算において経験的な分散力寄与を含む問題
- 相関法の改善点
- CCSDを用いたgテンソルの計算機能の追加
- 解決された問題
- EOM CC法を用いた一部のRIXSシミュレーションでのクラッシュ
- 大規模RI基底系を用いたRI-CASSCFエネルギー計算におけるメモリ不足エラー
- 大規模システムで生じるCCVB計算の不具合
- 溶媒和とQM/MM計算の改善点
- QM/MM計算において分数核電荷の機能を復元
- 10,000以上の原子を対象としたMM最適化計算でクラッシュする不具合の解消
- ECPを用いた系でポアソン境界条件を使用する機能を追加
- エネルギー分解分析の改善点
- スタンドアロンSCF-MI計算においてALMOの可視化
- EDA2の差分電子密度に寄与するNatural Orbitals for Chemical Valence(NOCV)ペアのプロット機能
- ALMO-EDA計算においてEDA_PRINT_COVP=AUTOMATEとした時に生じる問題の解決
- DFT/SCF計算の改善点
この他、多くの機能改良がなされました。
詳しくは、こちら(Q-Chem社サイト)をご覧ください。
バージョン5.3(2020年6月16日リリース)
- meta-GGA汎関数を用いたTDDFT計算において力の定数と振動数の解析的計算
- X線分光(XPS、XAS、XES、RIXS)シミュレーションのための手法群:delta SCF法、TDDFT法、CVS-ADC法、CVS-EOM法
- 共鳴ラマン分光のシミュレーション
- 原子核―電子軌道(nuclear-electronic orbital)法のスイート
- 多体分散(many-body dispersion)のための拡張対称性適応摂動理論
- 正則化(regularization)による軌道最適化MP2法
- 励起状態の軌道最適化のための二乗勾配最小化法
- EOM-CCスイートの拡張:open-shell FNO、EOM-DEA他
- 共鳴モデリングのための手法群
- M06-SX汎関数
- HF-3c法の実装
- RAS-SF法の新規スイート
- 多くの密度汎関数およびDFT振動解析計算のNvidia製GPUによる高速化(BrianQC GPUモジュール使用)
この他、多くの機能改良がなされました。
詳しくは、こちら(Q-Chem社サイト)をご覧ください。
バージョン5.2(2019年5月10日リリース)
- Meta-GGA汎関数を用いた解析的振動計算をサポート
- DFT振動におけるクーロン項に関するRI法を用いたHessian解析
- DFT計算におけるpartial Hessian計算の性能向上
- エネルギー分解法において溶媒モデルをサポート
- Mixed precision CC法、EOM CC法において計算速度が最大二倍向上
- ADC/CC法におけるdisk basedアルゴリズムの性能向上
- BrianQC GPU moduleの新機能
- GPU使用により一電子積分の計算速度が向上
- GPU使用によるDFT交換相関(LDA、GGA、meta-GGA汎関数)計算の速度向上
- NVIDIA’s Turing アーキテクチャを採用した新GPUをサポート
この他、多くの機能改良がなされました。
詳しくは、 こちら(Q-Chem社サイト) をご覧ください
バージョン5.1(2018年5月1日リリース)
- 振動解析とRIMP2グラディエント計算(OpenMP並列性能)の大幅な性能向上
- CASSCFおよび適応サンプリング(adaptive sampling) CI法
- 内殻電子の励起状態計算のためのCVS-EOM法
- 新たな磁気特性
- 非平衡PCMのためのポワソン・ソルバー
- 励起子-フォノン結合定数(ab initio Frenkel-Davydov exciton model)
- 新規・改良版EDA法
この他、多くの機能改良がなされました。
詳しくは、こちら(Q-Chem社サイト)をご覧ください。
バージョン5.0(2017年6月6日リリース)
- 拡張された密度汎関数。200超の汎関数をサポート
- 並列処理の改良。大規模基底系のハイブリットDFTエネルギー・勾配計算を高速化する新規occ-RI-K法、DFT振動解析のOpenMPI並列対応、RI-MP2並びにクラスタ展開法の並列処理性能向上
- 刷新された有効核ポテンシャル(ECP)ライブラリ。重元素の解析に不可欠、エネルギー、解析的勾配・振動計算において高角運動量を考慮可。精度の改良並びにOpenMP並列サポート
- 溶媒効果並びにQM/MMの改良。CMIRS溶媒モデル利用可能、励起状態及びNMR計算における溶媒効果の考慮
- 新たなエネルギー分解分析(EDA)法。DFTに基づく第2世代ALMO-EDA法(フラグメント間の相互作用エネルギーをfrozen、polarization、charge-transfer項に分類)、断熱EDA並びにMP2 ALMO-EDAを含む
- 非調和解析の拡張。UM(uncoupled mode)モデル対応、非調和振動解析の新モジュールにより高精度スペクトル予測が可能
- 新たな電子相関法、NOCI-MP2、spin-flip extensions、CCVB、CCVB-BD、Traditional CASSCF他
- その他の改良。基底系ライブラリの大幅な拡張、IQmol可視化機能改良
この他、多くの機能改良がなされました。
詳しくは、こちら(PDF)またはQ-Chem社サイト(HP)をご確認ください。
バージョン4.4(2016年5月2日リリース)
- OCC-RI-K アルゴリズム(エネルギー及び力の計算における厳密交換項の評価)
- 組合せ最適化交換相関汎関数
- wB97M-V、B97M-V、wB97X-V
- 新規交換相関汎関数
- MGGA_MS0、MGGA_MS1、MGGA_MS2、MGGA_MS2h、MGGA_MVS、MGGA_MVSh、PKZB、revTPSS、revTPSSh、SCAN、SCAN0、PBEsol、revPBE、revPBE0 N12、N12-SX、GAM、MN12-L、MN12-SX、MN15-L、dlDF VV10、LC-VV10 B97-K、B97-D3(0)、B97-3、tau-HCTH、tau-HCTHh SRC1-R1、SRC1-R2、SRC2-R1、SRC2-R2 B1LYP、B1PW91、MPW1K、LRC-BOP、BHH、BB1K、PW6B95、PWB6K、B2PLYP
- ヘシアン・フリー法による最小点検証(遷移状態探索)
- 励起子(exciton)に基づく励起状態モデル、ab initio Frenkel-Davydovモデル及びTDDFT(MI)
- 多体展開及びXPol+SAPT(XSAPT)法の改良、第一原理分子動力学計算の温度制御
- QM/MM計算におけるEwald総和のための解析的エネルギー勾配計算
- ゼオライト QM/MM 法
- EOM-MP2法(励起/イオン化/電子付着エネルギー計算)
- CCSD及びEOM-CCSD波動関数を用いた分極率計算
- CC及びEOM-CC法の分散メモリ並列対応、ディスクベースアルゴリズムの性能向上
- Maximum Overlap Method (MOM)の改良
- 非平衡PCM法(Algebraic Diagrammatic Construction(ADC)励起状態計算における溶媒効果)
- スピンフリップADC法
公開日:2019/10/16
最終更新日:2024/09/05
最終更新日:2024/09/05